へっぽこ富裕層の頭の中

貧乏を脱して億越えの資産をいかに築くか

富裕層(億り人)が考える「長期投資」という言葉の罠

今日はサイドFIREの仕事で神奈川県・横浜市へ。

打ち合わせが何件かあったため、各々の間で微妙に時間が空きました。そこで暇潰しがてら近くの本屋に入ったのですが、目指すのはもちろん「株式投資」のコーナーです。しかし・・いつもと同じく空振りでした。というのも、読みたい本が全くないのです。


特にここ最近の状況は酷くて、何か軽いというか、薄っぺらいというか、中身がないというか・・株に関して読みたいと思う本が本当にありません。棚の中はNISA、NISA・・で、それに関する本が全面推しになっています。

 

余談になりますが、私はNISAには全く興味がありません。周囲の富裕層仲間でもNISAをやっている人はいません。あれは資産形成を目指す人向けのものなので、既に一定の資産がある人は余程のメリットがないと、管理が面倒になるだけで興味が湧かないと思います。

 

書棚には「NISAで積立投資」という言葉が溢れていました。
長期目線で資産形成をするというのは、もちろんいい事なのですが、その「長期」という言葉には落とし穴があると私は思います。長期という漠然とした期間設定に甘えてしまうと、投資に関する真剣さがいい加減になってしまうと思うからです。

 

前にも書きましたが、将棋の世界ではプロになるのに年齢制限があります。その理由のひとつに、一定の年齢になっても花開かない場合は早期に社会復帰できるように・・という「親心」の意味もあると聞きます。


一方、投資の場合はそういった期間設定の縛りがないので、いつまでもズルズルと続けてしまいがちです。

長期投資といっても、普通は曽孫や玄孫のために資産運用をしているわけでなく、自分自身の人生を豊かにするためにしていると思います。いくら長期といっても、「限度」というものがあります。ましてや人間の健康寿命は思っているよりも短いので、元気に遊べるうちにフィニッシュする必要があります。

 

ですので、これも前に書きましたが、私は資産形成期に、富裕層(億り人)になるための緻密な計画表を作って、いつもそれを見ていました。私が成功した要因のひとつは、この目標管理がきちんとできていたという点もあったと思っています。

 

人間というのはちょっとでも油断をすると、とにかく自分を甘やかしてしまいます。
妻は来月人間ドックなのですが、普段は何も意識していないのに、ここ最近は食事を節制しています。
結局、そんなものです。人間は「期日設定」があるから重い腰が動きます。


投資も同じで、「長期」なんていう魔法の甘え言葉に流されてしまうと、いつまでも目標達成できない可能性があります。

ですので、「◯◯年までに富裕層(億り人)になる!」という明確な期限を設定したほうがいいと思います。それが設定できれば、いまやるべき事が具体的に見えてきますし、自分の持ち時間は思ったより少ないな、という事にも気付くはずです。

 

※私はNISAについて全くの無知なので、NISAに関して何か間違っていた事を言っていたらお詫びします。記事を書くに当たってちょっとだけ調べてみたのですが、面倒なのでやめました。もし何か間違っていた場合は、言わんとする「趣旨」を汲み取っていただければと思います。